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ルアーフィッシングで人気の魚【鱸(すずき)】! 江戸前の洗いと島根の奉書焼きが有名な食べ方です。

ルアーフィッシングで人気の魚【鱸(すずき)】! 江戸前の洗いと島根の奉書焼きがポピュラーな食べ方です。

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夏になると釣り人がルアー釣りで楽しむスズキと言うお魚は、日本や中国の沿岸、朝鮮半島東部などの河口近くや汽水域の河川に生息し、小魚などを餌とする肉食性の魚です。

日本では体高のあるヒラスズキや外来種のタイリクスズキなどがいますが、近縁種としてはオーストラリアやアジアのベルキクテイス類や、欧州や米国のシーバス(モロネ類)などというものも見られ、亜目を含むとその数は世界に900種類に及ぶといわれます。


スズキという名は漢字では【鱸】と書かれますが、これは中国では黒い色を【盧】ということからついたとあり「日本食鑑」、神話でもオオクニヌシノミコトが出雲での宴の時にスズキが出ており、貝塚からも多くの骨が見つかってる事から日本では古くより食べられていたようです。

その呼び名については、身が白く「すすぎ」たるように見える、口が大きなことから「凄まじき」口などと幾つかの説が見られますが、ブリなどの様にその大きさで呼び名が変わる出世魚です。


関東などでは20~30cmくらいのものを「セイゴ」、40~60cmを「フッコ」それ以上をスズキと呼びます。

その他にも5cm程を「ヒカリゴ」10cm位を「コッパ」であるとか、関西ではフッコをハネ、東海地方では60cmまでフッコそれ以上をマダカなど、地域によってその呼び名に違いが見られます。

岐阜の市場ではもっぱら【マダカ】が多いでしょう。

漁場としては東京湾の千葉県であるとか、伊勢湾や瀬戸内海、有明海などの内湾での網を用いた漁が主流です。

大きくなると1mを超えるものもあり、欧州スズキの名を借りてシーバスなどとも呼び、ルアーなどでその引きを楽しむ人も見られます。

その身は白身で、旬は6~8月と言われますが、産卵期の11~1月も美味しいと言いわれます。

刺し身などでもよいですが、中でもそぎ切りにした身を氷水で締めた「洗い」という食べ方で知られます。

又、島根県にある宍道湖七珍の一つとされ、奉書にキノコやゆずや松葉を乗せ包んで焼いた「スズキの奉書焼き」は、その香ばしい香りと昆布の旨味が染み込んだ絶品と言われています。

その他にも昆布締めや寿司、又、薬味やスパイスをきかせたカルパッチョやマリネ、焼き魚としてはムニエルや一夜干しした塩焼き、更に煮付けや揚げ物、蒸し物や燻製やといった食べ方も見られます。

しかし、捕れた場所によっては臭いが気になるものも見られ、そんな場合には香辛料を用いた調理がよさそうです。

又、エラ蓋の部分が刃物のように鋭く、釣り針にかかった時などにはこれで釣り糸を切ってしまうほどで、スズキを釣って活け〆にする時や、身をさばく時にはこのエラ蓋や鰭のトゲには注意が必要ですので取扱いには注意しましょう。

値段的にもまだまだお安い魚なので、ご家庭でも気軽に食べる事の出来る魚です。

もしもスズキをを釣った時には、このような調理方で是非チャレンジしてみましょう。



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ますみん♂

Author:ますみん♂
岐阜県産まれの専業農家でありながら、元魚屋(魚時)の31歳。

趣味は、旅と家庭菜園と料理であります。

2014年5月31日から飲食店を始めました!

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