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岐阜県土岐市 道の駅【志野織部 陶遊館】!古田織部でおなじみの陶器,織部焼があります

岐阜県土岐市 道の駅【志野織部 陶遊館】!古田織部でおなじみの陶器,織部焼があります

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今回は、岐阜県土岐市に窯を持つ美濃焼直売スポット【志野・織部 陶遊館】について紹介します。


岐阜県と言えば【美濃焼】!とも言われ、土岐市の他、多治見市、瑞浪市、可児市を生産の主な産地としております。

美濃焼は桃山時代、【美濃桃山陶】と呼ばれ、自由な発想で登場した最先端の陶器達のことを言います。

中でも武将でもあり茶人でもあった【古田織部】が創意工夫を凝らした【織部好み】は世界でも有名です。

志野茶碗の【卯花墻(うのはながき)】は、日本製の焼物では数少ない国宝指定物件の1つもであります。


美濃焼では、人間国宝の【荒川豊蔵】 ・【加藤土師萌】・【塚本快示】・【鈴木藏】・【加藤卓男】・【加藤孝造】が存在します。

中でも目を引くのが、【幸兵衛窯】で有名な加藤貞男さん。

こちらの特徴は、ラスター彩、青釉、奈良三彩、ペルシア色絵などを再現した事でも有名な窯元です。

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話は飛びましたが、道の駅【志野・織部 陶遊館】には様々な美濃焼の器が存在します。

今回も有名な陶芸家が作った器が販売されていました。

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大量生産のものから、完全手作りのもの。

大皿から小皿、猪口や土鍋まで。

目にも美しい焼き物を購入できるのがこちらの道の駅の特徴です。


しかも値段が安いです。

回っていると、ついつい欲しくなっちゃいます!

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ちなみに道の駅の外にある階段を上がっていくと【織部ヒルズ】があり、もっとたくさんの焼き物がお手頃な値段で購入できます。

直接交渉できるのも織部ヒルズの魅力です。


焼き物に興味のある方は、是非美濃焼に興味を持ってみてはいかがでしょうか。

道の駅【志野・織部 陶遊館】ホームページ!

●道の駅 【志野・織部】

【住所】〒509-5171 岐阜県土岐市泉北山町2丁目13-1

【TEL】0572-55-3017

【営業時間】9:00~18:00  

【定休日】年中無休 (1/1のみ休業)



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メバル釣りでおなじみの高級魚【クロメバル】!春告げ魚とも呼ばれる今が旬のお魚です

メバル釣りでおなじみの高級魚【クロメバル】!春告げ魚とも呼ばれる今が旬のお魚です

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今回は【クロメバル】についてご紹介したいと思います。

そもそもクロメバルと言うお魚は、市場内では【本メバル】とも呼ばれています。

メバルには様々種類があってややこしい魚なのですが、基本的には3種類と言われています。

●【シロメバル(白眼張)】
 
釣魚としての日本語俗称は【青(あお)】【青地(あおじ)】

●【アカメバル(赤眼張)】

釣魚としての日本語俗称は【赤(あか)】【金(きん)】および、【沖メバル(おきメバル)】

水深のある沖合いの船から釣れるのは赤メバルです。

●【クロメバル(黒眼張)】

釣魚としての日本語俗称(呼び分け)は【黒(くろ)】

磯、防波堤で釣れるのは黒メバルです。



全長は20~30cmほど。

体はカサゴよりも幅が薄く、体高が高い。

全身は黒褐色で、数本のぼんやりとした黒い横縞がある。

口と眼が大きく、【メバル】という和名は、大きく張り出した眼に由来するとも言われます。

つまり【眼が張る】→【めばる】というわけです。

海岸近くの海藻が多い岩礁域に群れをなして棲息し、岩手県、石川県から九州、朝鮮半島南部で漁獲されます。


旬は冬から春。

筍の採れる頃にたくさん獲れるので【タケノコメバル】とも呼ばれます。

その他【春告げ魚】としても有名。


関東ではメバル3種を【ウスメバル・トゴットメバル(ともにオキメバル)】・【クロメバル】
特に金色がかったものを【キンメバル(金眼張)】と呼びます。

島根県では【クロソイ・ソイ・ナダメバル・キンメバル・アカメバル・ツズノメ・ハツメ・メバチ・モバチメ・コビキ・ワイナ・ワガ・テンコ・ソイ・スイ・ガヤ・アオテンジョウ・ゴンダイメバル・シンチュウ・ガサ・ホシカル】です。


メバルの食べ方としては煮つけが有名ですが、やっぱり煮つけは最高ですよ!

その他、鮮度が良ければ刺身が一番です。

塩焼きや、から揚げにしても上品な味で美味です。

皆さんもスーパーなどで見かけたら、これからがおいしいメバルの味を実感してみてください!



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鮮度が良ければお刺身でおすすめな栄養満点の青魚【ニシン】!昔の漁師はこの魚で家を建てました

鮮度が良ければお刺身でおすすめな栄養満点の青魚【ニシン】!昔の漁師はこの魚で家を建てました

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今回は、徐々に出荷率の増えてきたお魚【鰊(にしん)】を紹介します。


鰊と言う魚は、北海道西岸に大挙して訪れることから【春告魚(はるつげうお)】とも呼ばれる魚です。

方言で【かど】ともよばれています。

他には【カドイワシ】とも言われます。


また【かずのこ】と言うのは、鰊の卵の事で、【かど】の方言がなまって【かどの子】→【かずのこ】となったそうです。


鰊の卵で有名な商品では、昆布に鰊が卵を産み付けたもので【子持ち昆布】と言うのがあります。

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食感が良く、女性に大変人気です。


鰊は全長約30センチ。

体は長く、マイワシに似ていますが、体側に黒点がないのが見分け方です。


冷水域を好む回遊魚で、北太平洋、北極海、白海、バレンツ海南西部、日本海、黄海北部の渤海湾に広く分布します。

その後鰊は沖合を回遊し、春季産卵のために群れをなして接岸し、3月から5月に漁獲されます。


元々は北海道で多く水揚げされ、最盛期(1897年)には年間100万トン近くの漁獲高を誇ったそうです。

その頃のニシン漁で財を成した方は、【鰊御殿】を建てるほどもうかったそうです。


しかし乱獲がたたったせいか、もしくは海流が変わったせいか・・・昭和に入ってからニシンの漁獲量は減少。

平成になると、1万トンを切るのが当たり前になってしまい、もはやかつてのニシン漁の活気は見られなくなってしまったそうです。


現在では、輸入ものの【タイセイヨウニシン】が主で、アメリカ、カナダ、ロシア、中国などが輸入国となっています。

かつては3月頃に、産卵のためにニシンが大群で浅瀬にやってきてはニシンの精子や剥がれた鱗で海が真っ白に染まる【鰊群来(にしんくき)】が毎年見られたそうですが、それもあまり見られなくなってしまったそうです。

おいしい大衆魚だったのにもったいないですよね。


しかし、現在も少しずつ獲れているみたいですのでご安心を。

最近ではサンマ同様、輸送技術も発達しておりますので、市場で買う鰊は【刺身】でも食べられます。

市場関係者の話では、【クセがなく、サンマより美味】との反応も聞きました。

是非、鮮度の良いままお刺身やカルパッチョで!

最後に鰊の由来・・・

●鰊を2つに裂くことから【二身】→【にしん】という説。

●二つに身を割ることから【妊娠】→【にしん】という説。

●両親揃っている者は必ず食べるという事から【二親】→【にしん】という説があります。



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和歌山県産 ケンケン鰹【しょらさん鰹】!高知県の初鰹に負けないくらい美味な鰹です

和歌山県産 ケンケン鰹【しょらさん鰹】!高知県の初鰹に負けないくらい美味な鰹です

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今回は、初鰹の時期に出回る和歌山県産の【しょらさんケンケン鰹】について紹介します。

この鰹、モチモチした食感から別名【もち鰹】とも呼ばれています。

一般的には水揚げの多い高知県産のものを初鰹と言い、こちらもだいたい3月くらいから出荷されます。

皆さんご存知、高知の鰹と言えば【土佐の一本釣り】としても有名な鰹のことです。


【鰹の旬とは】

初鰹・・・3月頃から獲れ、初鰹の旬は4~5月頃を指します。その後どんどんと北上していきます。

戻り鰹・・・寒いところから戻ってくる鰹を戻り鰹と言い、南下を始める8~10月頃が旬。
寒気で冷やされた水は、海底の水と混ざり合ってプランクトンを浮き上がらせるため、9~10月に獲れる鰹は餌が豊富になって特においしくなると言われます。


【栄養】

主にビタミンB3・B12が豊富で、特にビタミンB12は、貧血予防に効果があるとされています。



それでは本題に戻ります。

今回は他のブランド鰹等がある中、あえて【和歌山県産のケンケン鰹】について紹介したいと思います。

まず、串本町が発祥とされるケンケン漁でとれたカツオの事を、【しょらさん鰹】と呼びます。

【しょらさん】とは、串本の言葉で【愛しい人】を意味します。

そして【ケンケン】とは、ケンケン漁法の事を言い、船を走らせながら疑似餌でトローリングさせながらカツオを釣り上げる一本釣りの事です。


【ケンケン】の名称には諸説ありますが、一般に知られているのは、漁法が伝わった【ハワイのカナカ語】であるという説。

水揚時にカツオが【水面をケンケン】をするように跳ねるのでと言う説。

また、【疑似餌に使った羽毛】が語源とする説があります。


そんな串本漁協は、例年1000トン前後のカツオを水揚げし、最盛期にはケンケン釣り船が町内外から約800隻集う関西一の基地で、カツオは売上げ全体の3~4割を占める主力魚種として水産業の核となっているそうです。


カツオの漁法としては他に巻網、一本釣があります。

巻網で獲ってしまうと、カツオ自身は常に時速60キロで泳いでいるので、突然ストップさせられた上、カツオ同士がギュウギュウ詰めになり、多大なストレスが掛かったまま死んでしまいます。

一本釣の場合は生きたまま水揚されますが、 釣上げた後甲板に叩きつけられてそのままバタバタして、身にストレスを抱えたまま死んでしまいます。

一方ケンケン漁では、一般の釣と同じように生きたまま水揚しますが、一本ずつ頭頂部を専用の器具や船の適当な部位で叩き、筋肉(身)が生きたままの状態でよく冷やした船倉に入れます。

よって【ケンケン鰹】は、身に全くストレスを感じないまま昇天するので、非常に良い身質が保たれると言うわけです。

仲買人によると【土佐の一本釣りなどと比較して鮮度、品質は抜群】との評価がされています。

一般の鰹はタタキで食べるが、串本は刺身が一番!

生姜醤油やからしで食べるとさらに旨みがアップしておいしいです。

ちなみに余談ですが、カツオはマグロと同様に、常に泳いでいないと死んでしまう魚です。

それはなぜかというと、口から新鮮な水を鰓に流し込まなければ窒息してしまうためなのです。


皆さんもスーパーなどで【ケンケン】の文字を見たら、迷わずご購入ください。

鰹のイメージがぐっと変わりますよ!



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ゴッコ汁 ゴッコ鍋で有名な魚【ゴッコ】 !別名布袋魚と呼ばれるグロテスクですが美味しい魚です

ゴッコ汁 ゴッコ鍋で有名な魚【ゴッコ】!別名布袋魚と呼ばれるグロテスクですが美味しい魚です

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今日は、岐阜市中央卸売市場に布袋魚【ゴッコ】が入荷しました!

この【ゴッコ】というお魚、北海道で主に水揚げされ、最近やっと関東地方に浸してきたというまだまだ珍しいお魚なのだそうです。


主な産地は・・・【北海道、青森県、岩手県】

ゴッコと言う魚は成熟までの3年間、海底ではなく沖合いの表層から深度100mの中層を漂って生活し、産卵期になるとごく浅いところにやってくるそうです。

ちなみに産卵期は12~4月。

旬は冬です。


【別名】・・・コブホテイウオ。

名前の由来は、丸々ぷっくりとしたふくよかな体型で、【布袋様】に似ている事からホテイウオの名がついたそうです。

北海道、東北地方では一般的に【ごっこ】の愛称で呼ばれています。

ちなみに岐阜の市場でも【ゴッコ】。


【特徴】

30センチ前後の魚体になる。

ぶよぶよと丸みがあり棘ががなく、ぬめりが鮟鱇のようにたっぷりある。

腹側には大きな吸盤があり、吸盤も柔らかい。

肝は柔らかくクセがなく、旨みがある。白子も美味。

この時期、メスの体にはたっぷりと卵が入っています。

ちなみにゴッコは、たんぱく質やビタミン類の他、DHAが多量に含まれており、コラーゲンも豊富なので汁ものや鍋ものにおすすめです。

北海道では、腸や胃腸まで食べられる鍋料理【通称「ゴッコ汁」】の材料としてなじみがあります。


【目利き】

触って張りのあるものがよい。

柔らかいもの、白っぽくなったものは古い。

特に新しいものは、吸盤が吸い付く。

産卵期の体色は、雌がはっきりした青黒色なのに対し、雄はくすんだ茶色です。

雄はやや小さく、ほっそりした体系です。


この【ゴッコ】というお魚、市場などに通うプロにはお馴染みの魚ですが、まだまだ一般的には馴染みがありません。


スーパーなどではなかなか買えないお魚ですので、もし見つけた時はコラーゲンたっぷりな【お鍋】で是非!



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今が旬の魚ホウボウ【竹麦魚・魴鮄】!肝も美味でお刺身やお寿司がおすすめな魚です

今が旬の魚ホウボウ【竹麦魚・魴鮄】!肝も美味でお刺身やお寿司がおすすめな魚です

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今回紹介するお魚は、【竹麦魚・魴鮄】と書いて【ホウボウ】!


見た目は決しておいしそうではないこのお魚、最近市場にも出荷量が増えてきたとてもおいしいお魚なのです。

それでは、ホウボウという魚について簡単に説明します。


ホウボウは、北海道南部以南から黄海・東シナ海・南シナ海まで分布する魚です。

基本的には水深100~200mほどの砂泥底に多く生息するが、生息域は浅い海から水深600mほどの深海まで幅広いです。


旬は冬で、主に底引き網で漁獲されるが、イトヨリダイやヒラメ、カレイなどと共に釣りで漁獲されることもあるそうです。


ホウボウは、近縁種である【カナガシラ】などに比べて頭部が小さくて身も多いお魚。

身は白身ですが、生では薄いピンク色がかっており、旨みと歯ごたえがあってとっても美味!

料理法は刺身・煮付け・唐揚げ・塩焼き・鍋料理・干物など多種多様です。

身以外にも、アラからは良い出汁が取れ、発達した浮き袋も湯がくなどして食用とすることが出来ます。


【地方名】
石川県から青森県にかけて【キミ・キミヨ・キミウオ】、秋田県【ドコ・カナガシラ】などです。

近縁種に【カナガシラ】がいるが、ホウボウも地方によっては【カナガシラ】とよばれるそうです。


【名前の由来】
●浮袋(うきぶくろ)でグーグーと音を出して鳴くことができ、ホウボウという和名はこの鳴き声からつけられたという説があります。

●ボウは魚の意で、這(は)うぼう。つまり、はう魚が語源といわれている。

ちなみにこのホウボウと言うお魚、成長が遅く30cmになるまでなんと5年近くもかかるそうですよ。

近々、高級魚の仲間入りをしそうな勢いのあるお魚さんです!


みなさんもだんだんと、ホウボウに興味をもってきたのではないですしょうか。


興味があれば、是非ホウボウと言うお魚を食べてみてください。

この時期のホウボウの味は保証付きです。



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【魚の豆知識】!おめでたい魚(魚介類)の種類 ランキング7!

【魚の豆知識】!おめでたい魚(魚介類)の種類 ランキング7!

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今回は特別企画!

市場で扱う、めでたい魚ランキング7!です。

ネットサーフィンと魚図鑑を読みながら調べましたので、多少は役に立つ内容かとは思います。


さて、それでは本題へ・・・

みなさん既に【1位】はご存知のようですので、最初に1位を発表しちゃいます。







第1位は【鯛】です。

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名前の通り【めでたい】の鯛!腐っても鯛!

有名なキャッチフレーズで、栄えある第1位を獲得いたしました。



・・・



最初に大事な1位をばらしてしまったので、気を取り直して第7位から始めていきます。


ここからが勉強になります。




それでは・・・

第7位。

鰆(さわら)

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こちらの魚は文字通り、春が旬のお魚。

地域差はありますが、関西では春のサワラを好み、関東では冬のサワラを好みます。

そしてこの魚は【出世魚】と言われ、大きさによって名前が変わってきます。

●関東・・・サゴチ→サワラ

●関西・・・サゴシ→ヤナギ→サワラ

関東で言えば、50cmまでを狭腰(サゴシ)、50cm以上を狭腹(サワラ)と言います。


出世魚の中でも比較的マイナーなので今回は7位という結果となりました。





第6位

鱸(すずき)

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こちらの魚の由来は、ススミ説(出世魚で出世に進むことに由来するとの説)にちなんでスズキとも言うそうです。

由来の通りこの魚も【出世魚】で、大きさによって名前が変わってきます。

●関東・・・コッパ→セイゴ→フッコ→スズキ

●関西・・・セイゴ→コッパ→スズキ

●東海・・・セイゴ→マダカ→スズキ

関東でいえば、15㎝以下をコッパ、15㎝以上をセイゴ、35㎝前後をフッコ、60㎝以上をスズキと言います。

スズキは何となくお節料理でも使う機会が少ない出世魚なので、今回は6位止まりとなりました。






第5位

鰤(ぶり)

ブリ 氷見

こちらの魚は文字通り師走においしいお魚なので12月が旬。

富山県の氷見で採れるブリが日本一だと言われています。

そしてこの魚も【出世魚】と言われ、大きさによって名前が変わってきます。

●関東・・・モジャコ(稚魚)→ワカシ(35cm以下)→イナダ(35-60cm)→ワラサ(60-80cm)→ブリ(80cm以上)

●関西・・・モジャコ(稚魚)→ワカナ→ツバス・ヤズ→ハマチ→メジロ→ブリ

●関東・・・モジャコ(稚魚)→ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ

関東で言えば、稚魚をモジャコ、35cm以下をワカシ、35~60cmをイナダ、60~80cmをワラサ、80c以上をブリと言います。

出世の段階がスズキより多いので、1ランクUPの5位となりました。






第4位

鮑(あわび)

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鮑は皆さんも知っている高級食材で、何となく縁起物だと薄々感じている方もいるのではないでしょうか?

鮑は片方しか貝殻がなく、貝同士が【合わぬ身】という文字が変化して【あわび】と呼ぶ説もあります。

【熨斗鮑】
鮑は元々高級食材として知られていて、11世紀頃朝廷への献上物として送られていました。

その頃の発達していない交通事情などを考えて、鮑が長期保存できるように考えられたのが【干し鮑】でした。

干し鮑は固く、食べる時に伸ばして食べていたそうなので、伸ばし鮑【のし鮑】と呼ぶようになったみたいです。

伸びるということから、【長寿】【発展】【永続】などの祝意と重なったそうです。

よって鮑を4位としました。






第3位

伊勢海老(いせえび)

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伊勢海老は【伊勢湾】でとれる有名なエビです。

磯の近くで大量にとれることから、別名【磯エビ】とも呼ばれるそうです。

昔、京都の朝廷への献上物であった伊勢湾の海老が大変好評だったため、それを伊勢海老と命名されたとも聞きます。

伊勢海老と言えば見た目が強そうでかっこいいですよね!

その姿形が、昔の武将のようで【威勢が良い】との意味から【伊勢海老】と呼ぶ説もあります。

縁起物の意味としては、腰の曲がった姿からお節料理の定番で【長寿】の意味があります。

日本人の大好きな海老ですので、堂々の第3位を獲得いたしました。



残るはひとつ!



意外なものが2位です。






第2位

鯉(こい)

なんと室町時代まで慶事のお祝いNo.1だったお魚が、時代を超えて2位へとダウンしてしまいました。

やはり時代の流れにはかないませんよね。

しかしながらお祝い魚である【鯉】!

様々な意味を持ったお魚だという事だけでも覚えて帰ってください。

鯉は文字通り【恋】こいとも読めます。

男女相思相愛。恋愛の象徴とも言われ、【恋して離れない】という意味を持ちます。

この【恋】の意味はその他にも、恋するほどに美味しい魚という意味もあるそうです。

実際に、さばきたての【鯉の洗い】は、臭みが全くなくとても美味しいです!


そして鯉と言えば【鯉のぼり】。

男の子の為のお祝い行事でもある【端午の節句】の必需品です。

この【鯉のぼり】は、男の子の出世を表しています。

鯉は、【滝登りの鯉】!と言われるほど勢いのある魚で、どんな障害も乗り越える。という意味を持っているのだそうです。


もう一つ有名なのが、金運アップでお馴染みの【滝登り鯉の掛け軸】です。

この掛け軸は、商売繁盛の意味を持ち、プレゼントとして喜ばれる人気商品だそうです。

これから商売を始める人は、覚えておくと良い豆知識になりますよ。




このように、魚には様々な意味合いがあります。

みなさんせっかく食材豊富な日本に生まれたのですから、食材についてもっと興味を持つと面白いのではないでしょうか。


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長崎県産 本マグロ!冬の鮪(まぐろ)はトロの部分が絶品で最高級品で

長崎県産 本マグロ!冬の鮪(まぐろ)はトロの部分が絶品で最高級品です

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今回入荷したマグロは、長崎県産クロマグロ(本マグロ)!

49.5kgの小型サイズものです。

クロマグロは大きいものになると、体長3メートル、400キロ前後になるものもあるそうです。

クロマグロは、日本近海・太平洋北部・大西洋暖海域・全世界の温帯域に広く分布する大型魚です。

もちろん旬は冬!

特にクロマグロ(本マグロ)は、脂がのっていて刺身に最高です!

クロマグロは、生鮮魚介類として市場などに流通する場合【本マグロ】の名称も用いられています。

毎年、年明けに初セリにかけられているマグロがこの鮪です!


このほか地方名としては、【シビ・クロシビ(各地)】【ハツ(高知)】などがあるそうです。

また、特に幼魚を指す地方名として【ヨコ・ヨコワ(近畿・四国)】【メジ(中部・関東)】【シンコ・ヨコカワ・ヒッサゲ】などもあります。

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【メジの切り身】


クロマグロの成長過程は、大体ですが・・・

1歳で56センチ、体重4キロ。

3歳で108センチ、26キロ。

10歳で191センチ、130キロになると言われています。

ちなみに、寿命は20年以上とも言われています。


ここで雑学ですが、日本語の【マグロ】は目が大きく黒い魚であること=【目黒→まぐろ】に由来するという説があるそうです。

他にも保存する事が困難とされた鮪(まぐろ)は、常温に出しておくとすぐに黒くなってしまう為、【まっくろ→まくろ→まぐろ】と言われるようになったと言う説も存在します。


マグロは止まると死ぬ!と言われていますが、それは一体なぜでしょう!?

それは・・・マグロと言う魚は、海中では口と鰓蓋(えらぶた)を開けて遊泳し、ここを通り抜ける海水で呼吸すると言われています。

ですので、泳ぎを止めると呼吸できなくなってしまうので窒息する!と言われています。

マグロはたとえ睡眠時でも止まることはないそうです!


最後に、一般的に流通しているマグロ達を紹介します。

【ミナミマグロ(インドマグロ)】・・・濃い赤色で、身質は固く締まっていてコクがあり、お寿司に向いています。

【メバチマグロ】・・・準高級マグロで、生産量が最も多いマグロです。身質が柔らかく刺身に向いています。

【キハダマグロ】・・・赤味のあっさりした味わいが楽しめます。刺身にしやすく色変わりが遅いので量販店向きです。

【ビンナガマグロ】・・・薄い乳白色で身質が柔らかく安価なため、シーチキンの原料として広く使われています。



皆さんもマグロを買ったときは、種類ごとに自分の好みに合った食べ方で味わってみましょう。



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綺麗な赤色をしたムツのような鯛【ハマダイ】!別名オナガが入荷しました

綺麗な赤色をしたムツのような鯛【ハマダイ】!別名オナガが入荷しました

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岐阜の市場にも【オナガ】が入荷しました!

基本的には築地市場に入荷する事が多い魚なのですが、今回はとても珍しく岐阜市場に入荷です!


こちらの魚は、関東では【オナガ(尾長)】

沖縄では【アカマチ】

他には、【アカチビキ】【ヒダイ】【ヘイジ】【ヘエジ】【ヘエジヘイジ】です!


一般的な呼び名は【ハマダイ】です。

生息は南日本・インド・中部太平洋です。


【オナガ】は、水深200メートル〜400メートルに生息する深海魚になります。

旬はだいたい秋~春までの間です。

主に伊豆諸島からの入荷があり、高級魚の認識があるみたいです。


ちなみに、今回の入荷は鹿児島産でした!


オナガと言う魚は、一般的には知名度が低く、スーパーには売っていないので料理店などで食べる魚です。


名前にあるようにオナガと呼ぶのは、魚の尾【尾びれ】が長い事からオナガと呼ぶことが多いようです!

刺身(皮目をいかして皮霜造り)・焼き物・フライ・煮つけにするのが一般的でおすすめです!

味は淡白な白身で、イサキにも似ていると言われています。


岐阜の市場でもたまに入荷していますので、皆さんもどこかでこの魚を見かけたらラッキーです。



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京都木屋町 鴨川納涼床で有名な料亭【京料理・梅むら】!私の昔の修業先です

京都木屋町 鴨川納涼床で有名な料亭【京料理・梅むら】 !私の昔の修業先です

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今回は、私が以前お世話になったお店【京料理・梅むら】さんを紹介します!

約6年間の中で、私が京料理というものを一から学んだ京都の名店のひとつです!

【京料理・梅むら】は京都市中京区木屋町三条という場所で、京都の中心に近い一等地に店を構えております。

毎年5月の【床開き(納涼床)】には、お相撲さんが多数訪れ、お客様に接客してくれます。

【納涼床】は5月から9月までの5か月間開催しております。


お店の中は、とても時代を感じる事ができる高級な作りとなっており、築100年近く経過しております。


有名な話では、かの【伊藤博文公】の常宿だった事でも知られております。


そんな【京料理・梅むら】は、TV番組にもたくさん出演していて、特に東映や松竹などのドラマの撮影などでも利用されています。

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【おみやさん】【科捜研の女】の撮影では、よく俳優・女優の方を見かけました。

時々お忍びで芸能関係の方が訪れ、名物でもある【ちゃんこ鍋】を食していました。


こちらのお鍋は、元相撲取りの旦那が作る本格的なちゃんこで、味があっさりしたヘルシーなお鍋です!

豚肉は、鹿児島産の【三味豚ロース】を使用し、脂消しに【餅麩】を使っているのが特徴な、秘伝の昆布だしちゃんこ鍋です!

一度食べたらきっと忘れられませんよ。


もちろん京料理のお店ですので、【懐石料理】も格別です。

仕込みは一からしていますので、既製品はほぼ使っておりません。

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もちろん器にもこだわっています。


そして、京都と言えばハモ料理!

私の住む岐阜県ではあまり浸透していませんが、とっても美味しいお魚です。


梅むらの主人の作るハモ料理は、技術的にも味的にも一流品です!


そんな【京料理・梅むら】は年中無休で営業しております。

皆さんも京都観光の1つとして、【京料理・梅むら】がおすすめする【ハモ料理】や、【ちゃんこ鍋】を食べてみてはいかがでしょうか。

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●京料理・梅むら

【電話番号】075-231-3383

【営業時間】昼11:30~14:00  夜17:00~22:00

【定休日】 無休

梅むらホームページ!


【梅むら 動画】



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●プロフィール

ますみん♂

Author:ますみん♂
岐阜県産まれの専業農家でありながら、元魚屋(魚時)の31歳。

趣味は、旅と家庭菜園と料理であります。

2014年5月31日から飲食店を始めました!

名前は、【板前割烹 くに井】です。
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